【知られざる保育士の現状】
一時期ニュースなどでも取り上げられた保育士不足。女性が活躍できる社会にともない、子どもを保育園に通わせたい家庭が増えていますが、それに反して保育士の数が減っていっており、保育士の求人ばかりが世に出回っているような状況です。
時代の移り変わりとともに働き方も変わってきている今、なぜ必要とされている保育士や保育園が足りていないのでしょうか?その真相にせまります。
1、賃金の安さ
保育士は子どもを預かるという責任をともなう以上、決して楽な仕事ではありません。労働時間も勤務する保育園によっては朝から夜まで働きづめの毎日というところも。
そうであるにもかかわらず、保育士の賃金の安さが今問題のひとつとなっています。
保育士をしながら自らも子育てをしているという人は、長時間の労働に給料が見合わず、自分の子どもを養っていけないと訴える人もいるほどです。
その深刻さは政府にも訴えられており、現在保育士の給料引き上げについての検討がなされています。
2、過酷な労働
小学生の女の子がなりたい職業1位の常連でもある保育士。子どもと関わる仕事というのは、夢にあふれており、キラキラしたイメージのある職業でもあるでしょう。しかし、実際の現場は非常に過酷だという声もつきません。子どもと毎日共に過ごすということは、想像以上の気力と体力がいるのです。
また現代では、子ども以上に親への対応が過酷だという保育士もいます。いわゆるモンスターペアレントといわれる親や、子どもを預けっきりな親など、些細なことでお叱りを受けることもしばしば。キラキラとした想像とは裏腹に、現場では相応の努力がともなうのです。
しかし、そんな過酷な職場でもやりがいを感じている人はもちろんいます。過酷だからこそ、子どもとしっかり向き合えるやりがいのある仕事ともいえるでしょう。
3、女性同士の確執
保育士を辞めた人で意外にも多いのが、女性同士によるいざこざによるもの。いまでこそ男性保育士や、イクメンパパの存在が主流になってきましたが、まだまだ保育の現場は女性の仕事というイメージがあります。
女性の保育士や、園児のママが集まる空間であることから、そういったいざこざに巻き込まれることも多いようです。保育士同士のもめ事だけでなく、ママ友同士のトラブルに割って入らなければいけないなんてことも。
一度妊娠出産のために仕事を辞めた保育士が復帰することが少ないのも、そういった原因によるところでしょう。
いかがでしたか?
保育士であれば、子どもが好きという気持ちは誰しもが持っているもの。しかし時にはそういった気持ちと向き合わなければならないときがあるかもしれません。
とはいえ保育士は他にはないかけがえのない仕事であり、保育士にしかできないことがたくさんあります。
現在、労働環境の見直しを行っている園もありますので、一概に保育士不足を嘆く必要はないともいえるでしょう。
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